森広隆ワンマンライブ2012~ラディカル・ファンク・ビーツ!@渋谷BOXX-Live Report1-

森広隆ワンマンライブ2012~ラディカル・ファンク・ビーツ!@渋谷BOXX-Live Report1-

森広隆ワンマンライブ2012~ラディカル・ファンク・ビーツ!>
@渋谷BOXX

【最初のお詫び】
いつもは客観的なレポ(いや、無理なのはわかってるんですけど……)を、出来るだけ心掛けて書いているんですが、今回は最初っからそこら辺をかなぐり捨てて、かなり主観、というか私の感想が溢れて漏れて水浸し的なレポになっております。ごめんなさい。
それから、森君の言葉はあくまで私の脳内再生後のものです。ご了承ください。

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数々の森君ライブをやって来た渋谷BOXXも、閉鎖が決まったそうです。
森君復活(別に休止してたわけじゃないですが)に涙したり、2ndアルバムの”Funk Redemption”のコーラス撮りをしたり、具合悪くて行けなかったり(それってBOXXの思い出?)、ライブの中身も相まって、過去から未来を巡る感慨深いライブになりました。

開場前、結構押したリハは何故か外に音がダダ漏れで、最初からは聞いてなかったんですが、「おぉ、この曲やるの!」と、テンションが上がると同時に、「オウンベース!紺野光広!」とソロ前メンバー紹介のリハも欠かさない森君に何度も吹き出していました。また、物販の先行販売も行っていて、前回終演後は売切れで買えなかったニャンコストラップと缶バッジが大量増産されていました。(もちろん買いました!)

さて、リハが押したせいか、開場予定を少し過ぎてから入場すると、ステージ中央の森君位置にギターが3本並んでいます。平均よりかなり小さ目サイズの私からはギターのボディが見えなかったので、背伸びをしたり隙間から窺ったりして見てみると、左から、エレガット、黄サイクロン、そして……。
!!!
何度も見間違いかと確認してしまいました。あれ、ストラト(ストラトキャスター)ですよね!?しかも、森君がデビュー前から使ってた、あの、ストラトよね!?!!
この、ストラトです ⇒  インディーズ Mini Album 「ゼロ地点」
え、何で、ストラト出てるの? 弾くの!?
テンション急上昇↑↑↑になるのを何とか押さえようと、その後、必死で自分に言い聞かせます。
今回も予備用かもしれないでしょ?赤サイクロン出てても使わない事も有るし。そもそも、私が良くわかってなくて、あれがストラトじゃない別のギターの可能性も有りますよね。更に言うなら、あれはいつもの赤サイクロンなんだけど、私の目には違って映ってるって…………(ナイナイ)等と、大いに動揺しながら開演を待っていました。

客電が落ちて、大きな歓声と拍手が沸き上がる中、森君とバンドメンバーの皆さんが登場しました。
薄暗い明かりの中でもわかる位、河内さんの髪がいつも以上に立ってます!!!いつもの1.5倍(いや2倍か!?)は立ってます!!!
「立ってる!立ってるよ!!」と、思わず声があがってました。
そして、河内さんに目が釘付けになっている間に、森君はギターを抱えてスタンバイ完了――うわぁあああああ!!ストラト持ってる!!!!見間違いじゃない、あれは絶対ストラトですよっっ!!!!まぢでっ!?本当にあれ使うのっっっ!?!!
鬱陶しい感嘆符と促音の多さでおわかりのように、動揺は一気に大興奮へと変わって、ステージ上の森君を食入るように見つめました。
完全に長髪と言っていい位に伸びた髪が、ニット帽から流れて柔らかくカーブしている様子も、いつも通り少し小首をかしげてチューニングを確認する姿も、目には情報が入ってきているのに、脳まで到達していないような不思議な感覚。数十秒が数分にも感じられた頃、今日の1曲目が始まりました。

<<1 エレンディラ>>

最初のカッティングが耳に届いた時点で、涙腺がググッと腫れ上がりました。
そのギターで、その音で、この曲は反則ですよっっ!!!!
音を聞いただけで12年前に一気に呼び戻されるじゃないですか……。
初めて森君を聞いたライブでやっぱりこの曲をやっていました。それから、何回も何十回もこの曲をこのギターで聞いてきました。
鋭く鮮烈なカッティングと森君の高く遠くまで伸びる声――これが聞きたくて、これが大好きで、通い続けて、もう12年も経ったんですね。
けれど、単に昔に戻っただけじゃないんです。飛躍的に、段違いに、森君のギターは良い音を奏でていました。より鋭く、より衝動を伴って、一音一音が響いていました。
その抜群の音が、バンドの皆さんの音とビシビシッとタイトに合わさって行く時の至福感と言ったら!!!
懐かしくてウルウルしていた瞳も、嬉しくて楽しくてあっと言う間に昇華されました。
初っ端から、今日のライブやばいですよ!!!!!

引き続き、2曲目のイントロが始まります。
渋~~いアレンジに様変わりしたのは、久し振りのこの曲でした。

<<2 Fuzz Master>>

河内さんのキーボードの音色も渋めのアレンジが加わっていて、良い感じです――って、河内さん、眉、細っっ!!横向になっていると、外側半分しか見えないので、一瞬剃ってるのかと思いましたよ。髪型と言い、眉と言い、今日の河内さん、気合い全開なようです。
そして、ここでもストラトの尖った響きがめちゃめちゃ良かった!その音と森君の声が導くように、どんどんとバンド全体の相乗効果が高まって、たまらなく格好良いんです!!
森君もバンドの皆さんもすっごく楽しそうで、見ているこちらもさらに盛り上がります。
間奏後のサビで、紺ちゃんがコーラス入るの遅れそうになって、ちょっと焦った感じだったのが可愛かった(笑)

ここで、森君はいつもの黄サイクロンに持ち替えて次の曲へ。

<<3 I got my passport>>

ここで、ようやく森君の第一声です。
「どーも、こんばんは!森広隆です!今日は来てくれてありがとう~!!」(拍手&歓声)
「今日はラディカルに、超ラディカルに行っちゃいますよ!!」
「ラディカルって何?って話ですけど、僕も辞書調べてみたら、革新的なという意味だそうです。で、それとは別に基礎って意味も有って、要するに、原理的なっていう事みたいです。なので、今日はラディカルなファンクで行きたいと思いまっす!!」

3曲目にちなんで、最近行ったグアム旅行の話が始まりました。
が、ここは森君のBlog期待でばっさりとカット(笑)
チャモロ族の方と結構仲良くなって、めっちゃ楽しかったそうです。
長いMCが終わった所で……。
「いっぱい喋り過ぎちゃったな……。チューニングしますっ!!
何故か大声で宣言。準備完了の後、
大丈夫です!!
これもまた大きな声で後ろのバンドメンバーに報告してました。
それを、
「ほい!」
と、軽やかに受け取る村石さんは今日も男前です。

<<4 黒い実>>

大好き。
本当にもう、大好き。
今までに何度もこの4人の構成で聞いてきましたけれど、いっちばん良かった!!めっちゃ黒かった!!
何でしょうね?このバンド組んで20年来の仲、みたいな、一体感を超えた一体感。いぶし銀溢れてますよ、森君!
この日、何度も思ったんですが、この曲を10年前にあの年で作っちゃう森君って…………やっぱりおかしいですって!!(超誉め言葉)

<<5 Trash>>

ヤヴァイ!!
ヤバイを通り越してヤヴァイ!!(意味不明)
何なのこの人!?何なのこの人達!!
この瞬間、初めて聞いても即落ち確定。えらい格好良かった!!
そして、間奏の紺ちゃんソロがまた極まっちゃってて凄かったんですよ!
「オウン、ベース!紺野光広!!」
森君の掛け声を合図に、ステージ前に出てきてバッキバキに弾きまくりです。
その後、中央の森君の方へ移動しかけたのですが、サッと定位置へ戻ってしまいました。もっと絡んでくれてもいいのに~と思って見ていると、村石さんとアイコンタクトを交わしつつ間奏をバッチリと締めて、ラストサビへの入りが本当に気持ち良い位決まりました。
ヨッシャッ!!って感じの紺ちゃんの顔が最高に輝いています。ベーシストなんですけど、やぱっりバンマスなんですね、紺ちゃん。

<<6 密室>>

イントロが河内さんのソロで始まったんですが、情感たっぷりでめちゃめちゃ素敵でした。そのまま河内さんソロをずーっと聞いてたい位。
歌詞の言葉一つ一つに込められた森君の想いが染み渡って行きます。森君の声がどこまでも届いて行きそうな、あまり広くはないBOXXの空間がどんどん広がって行くような気がしました。
いつもは来れない”密室”を大好きな友達が、バンドアレンジの今のこの曲を、同じ会場で聞いているなぁと思うと、個人的に来るものが有ったりもしました。

「暑いっす!めちゃめちゃ暑いっす!!」
長袖のシャツを脱いでTシャツに。
「飴なめてもいいですか!?」
何で確認取ってるんですか!?ってか、このタイミングで飴なめるの!?

「この間DEPAPEPEのライブに呼んで貰ったんです。シークレットゲストって事だったんで、みんなにすげー言いたかったんだけど、言えなくて辛かった(笑)」
「今回のアルバムにプロデュースで参加させて貰った曲が有って、歌の入っている曲何だけど、それをやる事になって、人が歌うと思って好きなように作ったら、自分で歌う時難しくて大変でした(汗)アルバムで歌ってくれてる人は凄く上手い人だったんで、それでも歌ってくれました」
「それで……
『ギターも弾くんだよね?』
『いや、ボーカルのみでお願いします』
『椅子が有った方が歌いやすいなぁ…』
『立ちマイクで行きましょう。もちろんワイヤレスで』
『まぢで!?』
みたいなやり取りが有って、ワイヤレスの立ちマイクで歌ってきましたよ!こんな振り付けちゃう感じで(笑)」

歌手のように右手を高く広げる森君。
「でも、それはそれで結構気持ち良かったので(笑)、今日もギター無しで歌ってみたいと思います」
でも、立ちマイクじゃなくて椅子に座ってました。

<<7 Pebama>>

個人的にお気に入りのBメロ部分がしっとり伝わって染み入りました。
ところで森君、飴はどこへ行ったの?
舐めきれるような時間じゃなかった気がするけど……(汗)

<<8 不思議な模様>>

河内さんのキーボードソロが素敵でした。
森君も歌に集中している分、更に気持ちが伝わってくる気がします。

「歌いながら、幸せだなあって、すごい幸せだなぁって思いました」
次の曲のためにエレガットを準備しながら、本当にしみじみと語ってました。
「次のアルバムのレコーディングをやってるんですけど、夏辺りに後ろにいるバンドのメンバーでリズム撮りをやって、すごい格好良いのが撮れたんで、これはどんどん行けるだろうと思ったらその後の作業が、まぁ、終わらない(苦笑)」
「でも、俺頑張った!!2日位しか休まないで、頑張りました!――って、誰も見てないから自己申告なんだけど(笑)」

<<9 いいんです>>

(終んないから次ページへ続くよ!……orz)
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