森 広隆 ワンマンライブ@表参道FAB-Live Report-

森 広隆 ワンマンライブ@表参道FAB-Live Report-

森 広隆 ワンマンライブ 2004.10.21 表参道FAB

2006年10月21日土曜日、午後6時。あと1時間半。

待ちに、待ちに、待ちに待った森君のワンマンライブが始まるのです。

今を遡る事、2年以上前。2004年8月22日の渋谷クアトロ以来、こんなに待つ事になるとは思いもしませんでした。森君を初めて知ってからの約6年間、後半3分の1はワンマン無しという事になります。かなりの長さです・・・。(こう振替えると余計身に沁みますね。(泣))実際は『Mellow Tones』があったし、4月にイマジン・スタジオの公開録音もあったので、そこまで切実感があったわけではありませんけれど、やっぱり『待望の』ワンマンライブです。本当に嬉しい!!

当日、予定より早く着いてしまったので、会場のFAB前まで行ってみても、矢張りまだ誰もいません。電話やメールをしながら待っていると、Mさんと合流。おしゃべりしていたら警備員さんに「大通りの歩道で列を作るのでここにいないでください」とやんわり追い払われました。仕方無く、歩道のお店の前にいるとさっきの警備員さんが来て「お店の前じゃなくて道路側で待ってください」と言われてまたまた移動。その後も、警備員さんはちょくちょく様子を見に来ては「オンタイムで会場予定です。もう少しお待ち下さい!」等と叫んでいて、徐々に増えて群れを成す開場待ちの人々と彼は、確実に表参道という街から浮いていました。(苦笑)―いえ、警備員さん、お仕事ご苦労様です。

ようやく開場して中に入ると、ステージ右側にお目当てのキーボードを確認。今日は4人編成のバンドスタイルなのです。そう、河内さんが出るのですよ!!FABのHPで河内さんの名前を見つけた時は、「うっひょーっ!」と思わず奇声を上げてました。『Mellow Tones vol.11-2日目』は行っていないので、森君&河内さんを一緒に見るのは、何と前回のワンマンより更に前、2004年3月以来なんです!今日は本当に見所盛り沢山ですよね。

7時半を少し過ぎた頃、客電が落ちてステージに森君&メンバーが現れました。思わず息が止まります。いつもはワッと盛上がる客席もパラパラと拍手が起こった程度で、固唾を呑んでステージを見守っている感じです。

そして、超久し振りの森広隆ワンマンライブが始まりました。

≪1.ただ時が経っただけで≫

いきなりこの曲から始まるとは思ってもいませんでした。森君は最初っから全開です。ステージからのエネルギーと湧き上がって来るリズムに、固まっていた空気も身体もまたたくまにほぐれて行きます。

河内さんお久し振りです!!紺ちゃん、相変わらずひょうひょうと抜群のリズムをはじき出してます。中村さんのTシャツ姿は初めて見るかも。(いつもは渋めの和風柄のシャツ。)でも、やっぱり柄は和風なんですね。素敵。そして、森君。ワンマンライブ、本当に本当におめでとう!ありがとう!!

曲が終わると、客席から一斉に拍手が沸き起こりました。ものすごい歓声です。みんな待ってたんだなぁと、早くも涙腺注意報が・・・。

歓声を本当に嬉しそうに受取ると、森君はそのまま次の曲に突入しました。

≪2.MY ALL MINE≫

バンドスタイル万歳!ワンマン万歳!!(レポを書く度に自分の語彙の無さにがっかりしてます。)もう、河内さんが痺れる位かっこいいのですよ!!本領発揮!という感じで、ガシガシ弾いています。後半で入った中村さんのソロも良かったです。この4人でやるのは初めてとは思えないほど一体感が有りました。そして、間奏で何と森君、英語でMCしてますよ!でも、ちょっと固かったかなぁ。(笑)次回頑張ってくださいませ。

「ちょー楽しい!!!この日がとうとう来ちゃったよ~!みんな最後まで楽しんで行ってください!!」

北島康介(@競泳)ばりに、森君本人が誰よりも楽しそうでした。

≪3.FUZZ MASTER≫

いきなり歌詞ミス!森君は何とか続けようと試みたものの、すっぱり歌詞が落ちてしまってバンドメンバーもお客さんも大笑い。すかさず、紺ちゃん以下バンドの皆さんは演奏をそのまま続けて、森君は仕切り直しとなりました。(こういう所も息が合ってるなぁと感心します。)サビでは全員がコーラスしていました。ただ一つ困ったのは、ステージの照明が何度も直撃して、目潰し攻撃にやられた事でした・・・。(サビを楽しみたいんだよぉ~。)

「改めましてこんばんは!!(大歓声)ちゃんとこういう所でやるワンマンは2年振り位なんですよね。盛り沢山でお送りしたいと思いますので、みんなも盛上がってい○■△ぉ×・・・」

森君、思い切り手を高く突き上げたものの、かみまくりで全然言えてません(笑)森君自身も大爆笑した上に、何故か気に入ってしまったらしく、

「○■△ぉ×~!」「○■△ぉ×~!」

と動作を交えて何度も繰り返してました。本当に楽しそうです。(爆笑)

≪4.エレンディラ≫

イントロだけでゾクゾクとした感動がおそってきます。河内さんのキーボードに「やっぱりこうじゃなきゃ!」とアドレナリンも出まくりです。涙腺注意報が1ランク上がりましたよ・・・。そして、それをしっかりとしたリズムで支える紺ちゃんと中村さんにも拍手。(でも、ベース音がちょっと小さく聞こえるのはギターアンプ音の大きいせいかなぁ・・・。)

「次はここ最近でやっと形になってきた新曲をやろうと思います。(歓声)”Freaky Boogie”」

≪5. Freaky Boogie≫

「ん?フリーティーブーディー??」何て言ったのか良く聞き取れませんでした・・・。(直訳すると『異常なブギ』ですよ(爆))曲はもうファンキー!リズムも良く、森君特有の高音もビシバシあって、本当に楽しい!!どうしてこう色んな曲が出てくるのでしょうか?しかも、どの曲も森色は超濃厚なんですよね!やっぱり森君凄いです。

ピッタリ息を合わせてパンッと演奏が止まると、すぐに次の曲が始まりました。

≪6.Trash≫

途中、2フレーズ目で紺ちゃんのコーラスが入ってちょっとびっくりしました。サビの所なら前からありましたけどね。そして、そのサビは河内さんと中村さんがコーラスを入れていて、「これも初めてだなぁ~」と思っていたら、突然高音の所で森君の声がしゃがれてしまいました。大丈夫かしら?

この曲の2番に入る直前で、河内さんがやるチョロっとした遊びの音が大好きだったので、また聞けたのが凄く嬉しかったです。むふふ。こちらも乗ってきましたよ!ところが、森君、サビの高音がまたまた出ません。久し振りのワンマンライブ、森君の中から溢れ出した感情が物凄く良く伝わってきます。初っ端から全開で飛ばし過ぎな感じもありますが、まだまだ前半です。ここで声が出ないなんて、ノドの調子自体良くないのかもしれません。(毎晩CDへのサイン書きに夜更かししてたのかしら・・・。)

けれど、そんな不安は吹き飛ばしてしまう勢いで、間奏が物凄い事になってます。森君がひざまずいて河内さんの方へ手を向けると、怒涛のKey.ソロが展開してめちゃくちゃかっこいいっ!!ノってる河内さんは途中でゲームのフレーズ(任天堂だったかな?)を交えたりして遊び心も満載です。楽しい~。

「すげー楽しみに、本当に楽しみにしてたんですよ。あぁ、上手く言えないっす。嬉しいっす。(超笑顔)今日は来てくれて本当にありがとー!」

きっと、待ちに待っていた私よりもずっと、森君は待っていたんだろうなぁと、本当に嬉しそうな森君を見て感じました(涙腺注意報は警報に昇格!)

≪7.密室≫

バンドスタイルでこの曲を聞くのも久し振り。心配した声の方は何とか保っていて、声を張る所では少しかすれた感じがしましたが、印象を損なう事はなかったです。間奏等で森君のエレキのおかずが増えていて、曲の深化にニンマリしてしまいました。紺ちゃんのベースも蕩けますよ~。(さっきも書いたぞ・・・。)

「次は”蜃気楼の街”です。『Mellow Tones』に来てくれた人は前に聞いた事があるんです。(断言)・・・断定しちゃったよ。(苦笑)ツッコミどころ満載でお送りしてます(笑)この曲は今回作ったCDのカップリングで、これは自分でマイク立てて色々やって、すっごい楽しかったです。」

≪8.蜃気楼の街≫

森君はアコギで、河内さんはピアノ(音色)。紺ちゃんはEUBで、この編成で聞くのは初めてでしたが、ピアノが物凄くいい雰囲気を醸し出しています。特にアウトロはジーンと痺れました。これは早くCD聞きたい!!

≪9.Pebama≫

森君だけ楽器チェンジがあってエレキに持ち替えたので、何をやるのかなと思っていたら何と“Pebama”でした!森君のエレキでやるのはこれまた超久し振りですね。やっぱり本職の河内さんだと曲の輝きが一段と増したように感じます。和音がテヌート(「音価いっぱいに音を保つ」という用語)でしっかりと響いた上に、一音一音の粒が揃っていて耳に心地良く入ってくるのです。力の抜け具合も良い感じです。染み入ってくる感じが素晴しい。(今回、河内さんの記述が多いのは久し振りとピアノ好きという事でご容赦くださいませ。(汗))森君とはちょっと音が変わったかも?しれません。-気のせいかな。

紺ちゃんがエレキベースに持ち替えている間、森君は唐突に目の前に置いてある加湿器の話を始めました。

  「今、ここに加湿器が置いてあって、あ、見えないかな?(わざわざ加湿器を持ち上げて話を続ける)これ『象印』のなんですが、前は電気ポットの蓋を外したのを置いてあったのね。加熱した部分の水だけじゃなくて、入れてある全体がグラグラ湧いてる感じが良くて、でも、そういう加湿器は無くてポットを使ってたの。で、これはそういう全体で沸かすやつを『象印』だけが出したのでめでたく加湿器になりました。
でも、ポットも良かったんですよ?ところが、ポットはね・・・・・鳴るんですよ!(笑)ライブやってるいい感じの所で、『ピーッピーッお湯が沸きました』って鳴るんですよ!もう、空気を読め!!って感じですよね。(爆笑)」

そこへ紺ちゃんが唐突に突っ込みました。

「もう(ポット)下ろしていいよ。」

お客さん大爆笑。森君も笑っていますが、切り返します。

 「いや、下ろさない。(笑)今度はこっちが空気を読む番だって!?(爆笑)」

見かねたのか、スタッフの人が舞台袖から現れて、森君から加湿器を取り上げて諌めてました。スタッフからMCストップかかるアーティストなんて・・・。

 「みんな、『象印』の話止めて欲しいらしい。(笑)(ちょっと沈黙)そもそもね、加湿器の歴史とはね・・・(爆笑)」

普段のMCは苦手な割りに、ツボに入った事には饒舌になってしまう相変わらずの森君でした。

≪10.歌≫

しっとり系の曲でまとめる所だったのでしょうが、間に大爆笑を挟んでしまったので、仕切りなおしと言った感じでしょうか。何度聞いても大好きな曲です。(森君の曲はみんな大好きなんじゃ、というツッコミは丁重にお断り致します。)私の位置からだと、やっぱりギターアンプ音でベースが小さくなってしまうのが超超残念。でも仕方が無い。

あぁ、でも、声がまた出なくなってきましたよ・・・。この曲はボーカルの聞かせどころなのに(泣)ノドの調子がやっぱり良くないのかなぁ。MC喋り過ぎたからかなぁ。(それはナイ。)心配がどんどん膨らんできます。どうか、最後まで持ってください!(祈)

曲の後で、紺ちゃんに声をかけてコショコショ打合せをして森君は一旦ステージから引っ込みました。急遽、森君抜きでセッション開始です。それだけ、声が緊急事態ってことですよね・・・。(泣)何とか対処できますように。
と、心配で祈る気持ちももちろんあったのですが、セッションがいいんですよ!!(コロッと態度の変わる現金者・・・。)3人の一体感あるグルーブが不安な気持ちをどんどん楽しく変えて行くようです。もちろん、ステージの3人もすっごい楽しそうです。(森君を心配はしているでしょうけれどもね。)

しばらくして、森君が戻ってきました。良かった。続けれそうです。そして、そのままメンバー紹介になりました。紺ちゃん、バンマスだったんですね!まとめたり、リードしたりしてるのは知ってましたけど、ちゃんとバンマスとして任命されていたとは知りませんでした。河内さんは、持ち望む声が凄く多かったそうです。ハイ!ここでも待ってました!!

≪11.DESPERADO≫

河内さんがこの曲を弾くのは初めて聞くので、すっごくワクワクして聞いていました。中程で、河内さんのソロからそれぞれのソロに移行して、ボーカル入りの曲だけでなくインストの曲もこんなに聞かせてしまうなんて、やっぱり森君天才ですよ!
その天才森君は、お決まりの楽しくなるとやってしまう、ジャンプ(というより垂直飛び)を繰り返していて、絶対30才には見えないよなぁなんて笑ってしまいました。

≪12.黒い実≫

前の曲から盛上がったまま突入です。何故か、初めてこの曲を聞いた時の衝撃がぶわっと蘇ってきました。この曲に限らず、今回のライブは原点に帰ったようなそんなイメージを感じました。色々な物を取っ払って、素の森広隆というアーティスト(変な言い方ですが)がそこにいる印象が強かったのです。

曲中、いきなりスタッフの人が出てきて何事かと思っていたら加湿器をいじっていました。その直後から、もうもうと湯気が出てきます。前の方はサウナのようです。どうも、加湿器が止まっていたみたいですね。(持ち上げたりするから・・・(笑))

≪13.悪魔の提言≫

歌詞飛びが多かった気が・・・。(汗)忘れちゃう時ってフッと出てこなくなっちゃうんですよね・・・。声は一旦引っ込んだ以降は何とか出てるようです。少しホッとしました。

 「自主制作でCDを作りました。(拍手)今週になってやっと届いたばかりです。全部を自分の責任で決めて、それで・・(間があく)・・すっごい楽しかったです。(終り)

・・・途中が無さ過ぎ。(爆笑)え~、その間を説明します。(笑)

色々あったけど手に入れたオープンリールを使って、6畳用のジュータンを吸音材にしたり、『こう置くと良いんじゃない?』とか『こうしたらどうだろう?』っていう試行錯誤があって、ようやくできました。ギリギリでしたが、今日来てくれたみなさんにまず聞いてもらいたいと思います。(大拍手)
もちろん、いつか一般に販売もしたいと思ってるんですが・・・・、あの、発売日ってどうやって決めたらいいの?(爆笑)わかんないよね?(お客さんも爆笑)
まぁ、そんな感じで何から何まで自分でやっていますが、やっと自分一人で立って歩き始めて、自分でも満足のできる、皆さんに自信を持ってお届けできるCDができました。(お客さんからの大歓声&拍手にニッコリ笑って)幸せです。」

この笑顔に撃沈しました。納得の行くCDが出来上がって本当に良かった!!ワンマンライブができて良かった!おめでとう!ありがとう!しっかり涙腺は決壊しましたが、悔いは無い!(謎)(・・・すみません、興奮し過ぎですね。)

≪14.英雄の誕生≫

すっかりバンドスタイルの定番になってきましたね。間奏で河内さんのソロがありました。Key.が入ると音色の豪華さが増して、更にかっこよくなります。(当社比1.5倍)

ここからまたCDの話になりました。

 「マスターCDが出来上がって、それをプレスしてくれる所に持って行くのが一番緊張した。だって、こんな布のトーとバックしかないんだよ?(笑)それに、マスターCDと、まぁ、CD何枚分もの現金も持って行かなきゃいけなくて、めちゃめちゃ慎重に、っていうか逆に挙動不審位に(苦笑)緊張しました。
後、3曲入ってる最後の曲は”英雄の誕生(-1)”ってなっていて、この(-1)っていうのは、歌無し、要するにカラオケバージョンって事です。前から、『ギター譜とか教えてください』って言う要望が多かったんだけど、楽譜を出版するのは中々難しいと思うから、耳コピ用として入れてみました。あ、もちろん、スプーンを握ってほうきを持って歌ってくれてもいいんだよ!(爆笑)ぜひ熱唱してください。(笑)
最近はCDの事でいっぱいで、最後の方なんて36時間位ずっと起きてたりして、まぁ、オレのせいなんだけど・・・。ギリギリになんないとやらないんだよね。人間って夏休みの宿題は最後にやる生き物じゃない?(笑)
それで、CDの方が全部終ってプレスに入って、やっとゆっくりできる時間が出来たから、借りてたDVDを見たんですよ。“高橋名人VS毛利名人”(笑)スターソルジャーとかね、もうすごいよね。・・・え?高橋名人知らないの!?毛利名人も!?知ってるよね?まぁ、この後見る人続出だと思うから(笑)、結末は言わないでおくけど、すっげー感動した!!(客席爆笑)オレは今まで、子供の時とか、ゲームやる時に一切手加減とかしなくて、空気読まない男だったんだけど(笑)、襟を正したよ。いやー、本当に良かった。」

ポットの話に引き続き、自分のツボに入った事に関しては、相も変わらず熱く語る森君。
すると突然、河内さんが”夜行性”のイントロを弾き出しました!!お客さんは大歓声でした。(それって、河内さんに同意って事?・・・深く突っ込むのは止めておきます。(笑))

 ≪15.夜行性≫

曲が終ると、ステージ上にあったミラーボールがキラキラと回り始めました。観客席も盛上がります。

 ≪16.MY☆GIRL≫

Key.入りだと、so cute!(from”MY☆GIRL”)ですね。河内さんはコーラスも入れていた上に、間奏では弾いていた小さめのキーボードをかついで、何とステージ前方まで出てきました!ノリノリ(死語)ですよ!!でも、戻る時につっかけてましたけど。(笑)

そして、勢いに乗ったまま、曲はドンドン続きます!

 ≪17.CYCLONE≫

 ≪18.ゼロ地点≫

楽しい!!やっぱりバンドスタイルの醍醐味はこの楽しさです!森君も、バンドメンバーの皆さんも、お客さんも、会場全体が一体となっているのが凄く実感できました。森君のノドの調子は、やっぱり良くなさそうですが、気持ちで、演奏で、カバーしてたように感じました。

≪19.HEAVEN≫

本編ラストは、じっくりとこの曲で締めとなりました。声はもう結構辛そうで、内心ハラハラしてたのも事実ですが、森君から溢れ出てくる色んなものに会場全体が包まれていました。本調子じゃない中、本当に良く頑張った!最後まで、言い訳一つせず(ノドの事とかは一切触れませんでした。)自分が今出せる限りを出し尽くす事に全力をかけたのだなぁと思いました。

森君&バンドメンバーの皆さんが引っ込んだ後、熱い拍手が続く中、客席後方からは男性から森コールが!ノドの調子を整えているのか、中々森君が出てこないので(いつもは結構早く出てきますものね)コールは大変そうでしたが頑張ってました。

ようやくアンコールに入って、まずは森君が一人で登場です。

「今日は本当に来てくれてありがとうございました。後ろの方まで一杯入ってくれて、すごく嬉しいです!」

≪20.交差点≫

森君らしさの光る、じんわりとした感じがたまりません。2番の所でギターの弾き方変えたように思ったのは気のせいかな?

そして、バンドメンバーの皆さんも再登場しました。

≪21.ショートケーキ≫

森君と紺ちゃんの掛け合いが楽しいこの曲ですが、間奏で森君のライトハンド奏法に対抗して紺ちゃんもバリバリ弾いてたのがすごく楽しかったです!

「もう一回宣伝させてください!できたばかりのCDを後ろで売ってます!(拍手)一人一枚サイン入りのも用意しました。これ、書くのよりも、開けて、乾かして、また(CDケースを)入れるっていうのがすっごい大変でした。(苦笑)というわけで、ぜひ買ってください!(拍手)」

≪22.FUNK REDEMPTION≫

とうとう、とうとう、最後の曲です。だからと言って、しんみりとはしてられません。森君も大好きな『コール&レスポンス』でお客さんと一緒にワンマンライブをしっかりと締めました。

演奏が終了した後は、全員でステージ前方に出てきて、並んでお辞儀をしてました。森君は鳴り止まない拍手に包まれて、ステージから去るギリギリまで客席を見ながら、
「ありがとう!」
と何度も何度も叫んでいました。こちらこそ「ありがとう!」ですよ!!本当にありがとう!

振り返ってみれば、22曲もやってくれてたんですね!体調も万全でなかったでしょうが、できる限りの事を!という森君の気持ちがすごく現れていたライブだったと思います。ライブの中で森君も言ってましたが、「やっと自分の足で立って歩き始めた。」という事を、森君の音楽を待っている大好きなファンの人、一人一人に伝えたかったんじゃないかなぁと思いました。そして、それは十二分に受取る事が出来ました。

他の人よりゆっくりと見える歩みかもしれませんが、自分で立ち、一歩ずつしっかりと自分の足で歩こうと決めた森君は、その通りに歩き出し、また進んで行くでしょう。今までそうであったように、これからも森君と彼の音楽についていくのみです。
「次回また期待してるよ!」
こう言える幸せをしみじみと味わいながら、長々と続いたこのレポを終わりにしたいと思います。最後までお付き合いありがとうございました。

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