森 広隆 ワンマンライブTOUR2003 @広島ナミキジャンクション-Live Report-

森 広隆 ワンマンライブTOUR2003 @広島ナミキジャンクション-Live Report-

 今回の遠征は【仕事を休まない】がテーマなので、金曜日だったこの日も午後半休にして、昼過ぎに羽田発の飛行機の予定でした。そんなわけで、午前中はちゃんと会社に出て、ギリギリまでここの更新してました。(ォィ)しかも、本当に時間ギリギリで乗り換えの時はダッシュ!でございました。ふぅ、疲れた。けれど、後は勝手知ったる(そうれもどうかと思うよ~)羽田→広島市街です。飛行機でも、空港からのリムジンバスでも、爆睡でたっぷり休養を取りました。何しろ、この日のライブの後は泊まらずに、夜行バスで福岡に向かわねばならないのです。ちなみに、今回の遠征の裏テーマは【生きて帰る】。(大袈裟過ぎです)
 広島も雨。けれど、不幸中の幸いというかナミキジャンクションはアーケードの中なので、待ち時間に濡れる心配はないのです。それにしても、開場が開演の30分前とは知らずに、5時過ぎに着いたのはやり過ぎでした。会場入り口に他店のベンチが出ていたので、これ幸いにと取り敢えず座ります。(後で会場のスタッフの方に注意されました。そりゃそうです)座ってるだけというのも飽きてしまったのでフラフラとアーケードを彷徨っていると、遠征仲間のS氏に会いました。「そこのタワレコでキセルのインストアやってるよ」「まぢですかっ!?それは行かねば。」というやりとりの後、広島タワレコに駆けつけると、ちょうど始まった所のようでした。森君ライブが目的だけど、”タダで”キセルのライブも見れて超お得です。前に人がいっぱいいたので初めの内は顔が見えず、気付かなかったのですが、前の人達がちょっと動いてキセルの2人の顔が見えた瞬間気付きました。同じ飛行機&リムジンバスだったよ!「この人達ギター持ってるな。広島でライブやるのかなぁ。」って思いながら隣のブースからずっと眺めてたのは私です。マネージャーらしき人と何度も目が合いましたけど、まさかキセルのお二人だったのは!顔を全然把握していなかった事バレバレです。サインして貰えば良かったかな。でも、森君のCDじゃやっぱダメだったよね。(ダ・メ・で・す!)キセルのライブですっかり癒され気分の後、大急ぎで会場に戻ると丁度列を作ってるとこでした。
 いよいよ入場ですね!

 ここで苦言を呈する事に致します。(ライブの内容には関係ありませんし、楽しくない話なので飛ばして下さってもいいです)
 私がこのライブについて知ったのは、2月に広島jiveでやった森君のライブの時でした。『ライブ終了後、参加者に先行で7月ワンマンの予約を致します!』というチラシを頂きました。イベンターが同じ【夢番地広島】だったからなのでしょう。ライブ終了後に夢番地のスタッフの方に、「オアシス会員(夢番地の有料会員)と今回の先行はどちらが番号が先ですか?」と伺ってみた所「それはもちろんオアシス会員ですよ。オアシス会員、今回の先行、一般発売の順番です。」とのお話を確かに伺いました。ですから、その時は申し込まずオアシス会員の方で申し込む事にしたのです。ところが蓋を開けてみれば、オアシス会員はその時のライブでの先行予約どころか、森君のオフィシャルホームページでの先行より後という「何なのそれは?」という結果でした。通常のイベンターさんでは、「どちらが早い」という話は教えてくれない所がほとんどです。ですから、【夢番地広島】さんのように番号の順番を教えてくださる所は良心的だと思います。けれど、2月に伺ったその方のお話で、ライブ先行も、オフィシャル先行もスルーした私をどうしてくれるねん!(エセ関西弁)と言いたかったのです。嘘はいけません。決まってないことを本当のように言うのもいけません。そういう被害にあったのが私だけでは無かったようなので、敢えて書いてみました。
 ちなみに、ちょっとしたトラブルがあって、当日余っている方に譲っていただいたので結局ライブ先行のチケットで入場したのでした。

 大阪のKNAVEよりは少し大きめで、ナミキジャンクション見やすくていいですね。ドリンクメニューにスクリュードライバーがある!いいライブハウスだわ。これを頂こう。ところが、頼んでみると出来合いのカクテルのビンを渡されました。う、嫌な予感がする。一口、口をつけます。やっぱり~(T_T)。炭酸入りだよ。炭酸苦手な私が、気にせずどこでも頼める飲み易いカクテルのはずなのに・・・。取り敢えず放置して炭酸を抜かねば。・・・等といった多少のハプニングの他は、滞りなく、あっという間にライブ開演となりました!
 メンバー4人が登場して一呼吸、間をおいた後、すぐに”ただ時が経っただけで”が始まりました。今日も盛り上がるぞ~っ!ってな気分です。たたみかける様に、2曲目に”Mine all Mine”。いつもは森君のギターの後、歌が続くんですが、この日はサビのとこのギターのリフと同じメロディーを皆で合わせた後、森君の歌になるという、ちょっと違ったアレンジになってました。こういうのって当日のリハでどんどん変えていくのでしょうか?すごいです。これは次の”Trash”でも同じで、毎度感嘆している間奏のセッションは本当にかっこいい!って褒めた所で、森君1箇所入り損なってました。メンバー全員が笑ってます。演奏が終わった後、

「1箇所とちったー!悔しいっ!」

と森君は叫んでいました。本当に悔しそうで、逆に笑いを誘ったり。(森君ごめんよ)

 馬場さんが再登場した後、しっとりタイム(勝手に命名)に入って、最初の曲は”イツモドオリ”。この曲って聞くたびに味が出てくるような気がしてスルメイカのようだと思います。(それって褒めてないんじゃ・・・)次の”LOVER”もそうですが、この2曲は河内さんの非戦闘タイプ(森君風言い回し)の技が炸裂!で気持ちがトロトロしてくるのです。うーん、まったり。ちなみに河内さんの戦闘タイプの代表曲は”ゼロ地点”ですよ。続く”歌”はやっぱりいいなぁとしみじみさせられて、本当にこの時ばっかりは、他のメンバーをちらりとも見ずに、森君だけ見てしまいます。
 知ってる人もいるかもしれませんが、初めメジャーデビュー曲は”歌”の予定だったのです。けれど、途中で”ただ時が経っただけで”に変更になって、メジャーデビューとなりました。最初に”歌”だと聞いた時は、「おめでとう!」とは思いましたけど、森君のイメージからするとちょっと違うかもなぁとは感じてました。既にバウンスレーベルから発売されていた『ゼロ地点』(インディーズ版)があったので、それ以外の曲ということだったのでしょう。でも、今考えてみると、この変更は正解だったなぁと思います。”ただ時が経っただけで”、”ゼロ地点”と2曲連続で森君の代表曲と言うべき曲が発売になった事で、森君自身のイメージがしっかり定着したんじゃないかなと。その上で、”Pebama”とか”Lover”とかのしっとりした曲が更に森君の音楽の世界を広げてくれてるような気がするのです。(1番好きな曲は”雨は止まない”じゃないの?っていうツッコミはご容赦くださいませ)
 もっちろん、”歌”はぜひ音源発売して欲しいですよ!!これからでも全然OKですからね。(誰に言ってるんだ・・・)

 今回は大阪とセットリストは変更しないようで、次の曲はダブルアコギによる”民宿の親父”でした。パパイヤ鈴木の戦闘タイプ(森君談)似の親父さんに、ぜひ会ってみたいですねぇ。シングルカットはいつになるのでしょうか?(笑)相変わらず繰り出されるお客さんの大笑いに続いて、”夜行性”が始まりました。ラストのサビ前のところ、CDとは比べ物にならない位気合を入れてぅう~ん、どうした~もんだ~♪」と言うのを聞くと、ぷぷっと笑ってしまう。後、最近そんなに言わないんだけど、”Mine All Mine”でのんっ!っていう鼻にかけた感じの声がどうしても気になっちゃって、一度に気にし出すと止まらないのです。これがファンキーなのかなぁ・・・。
 そして、この広島ライブで一番、めちゃめちゃ感動したのはこの後にやった”Pebama”でした。今までいい曲だよなぁとは思っていましたけど、この日の”Pebama”はもう背中がゾクゾク来るくらい本当に良かったです。今まで聞いた中で最高の出来でした。「”Pebama”ってこんなにいい曲だったの!?」なんて、超失礼なこと思ってしまう位。(いい曲だってのはわかってるんですよ~)余りの感激振りに、涙でウルウルになってました。今までの曲を再感動できるっていうのは、ライブならではの魅力だなぁ。だから、ライブ行くの止められないんですよね。(自分設定)
 さて、感動に浸る間もそこそこに、後半戦、アップテンポな曲シリーズに突入!河内さんも戦闘タイプに様変わり。(失礼だよ、あんた。)”新しい兵器”から始まって、会場もどんどん盛り上がってきます。ステージと客席の感じがすごくいいですねぇ、ナミキジャンクション。広過ぎず、狭過ぎず。近過ぎず、遠過ぎず。楽しいです!!バキッと、次”ショートケーキ”行ってみよう!と思ったら、森君入り損ないましたね。小さく片手でゴメンと波多江さんに謝ってました。なるほど、リズム隊隊長は波多江さんなのですね。後で、「罰として腕立て百回!」とか言われるのかしら。(だから失礼だって、あんた。)まぁ、楽しいから私は許しちゃうけどね~。(少々調子に乗りすぎです。スミマセン)
 馬場さんのギターがチェンジになって、大好きなイントロから”エレンディラ”が始まります。もう思いっきり飛び跳ねちゃいます。身長低いので後ろの方の迷惑にならないのでいいのです。(そうか?)間奏に入った時、馬場さんが森君に「こっち!」という感じで手招きをして、ステージ際まで二人でやってきて、並んで演奏してました。お客さんみんな大盛り上がりです。もちろん、私もその一人なんですが(^_^;)さすが、ギターヒーロー。そして、盛り上がったまま”ゼロ地点”へ。森君、飛ぶ飛ぶ。私も飛ぶ。楽しいね~。
 本編最後の”CYCLONE”まで、本当にあっという間の出来事だった気がします。セットリストはほとんど一緒だけれど、楽しさは今回の広島が一番かもしれない。森君&バンドメンバーの皆さんもいい意味でくだけた感じですごく楽しそう。私も楽しいぞぉっ!!

 アンコールの2曲もめっちゃ盛り上がってました。そう言えば、最前真ん中にいた女の子(?)が「森君素敵!ちゅーしたいっ!」と叫んで、森君えらく動揺してました。紺ちゃんに「取り乱しすぎ(笑)」と突っ込まれてたり。

「こういうの慣れてないからね・・。」

と苦笑しながら汗を拭いて、私は傍で見ながら大笑いしてました。だからという訳ではないでしょうけど、

「今日この場所でライブをすることが出来て本当に嬉しいです。広島ラブッ!!」

と普段なら絶対聞けないようなMCを残して、森君は去って行きました。

本当にめっちゃめちゃ楽しかったな~。

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