<<Message from Dystopia(森広隆ワンマンライブ)ライブレポート・中編>>
【Message from Dystopia@渋谷 duo MUSIC EXCHANGE ⇒セットリスト】
佐野さん、沖山さん、kiyo君が登場して、
ここでようやくフルメンバーが勢揃いしました。
ストラトに持ち替えた森君は、
興奮が高まったのか、
譜面台をいじってみたり、後方の水に手を付けてみたり、
ウロウロと何故か挙動不審です(笑)
そして、フルメンバーで送る一曲目は、
いきなりこの曲からでした。
10 憂鬱
初めて”憂鬱”を披露した時、
森君自ら「こんな変態な(=好みに走った)曲」
と言っていただけあって、
ベースのリフから出来たというこの曲は、
歌ものとは思えないような拍の取り方をするので、
そこが変態好き(笑)には堪らないわけですが、
演奏する方は凄く大変だと思います。
今回も出だしのキーボードが、
音色の立ち上がりのせいもあるのか、
音のピークがほんのちょっとだけずれて聞こえました。
それこそコンマ何秒かという世界。
ところが、次にそのフレーズが出て来た時には、
ビタッと音が合わさって、
この曲の気持ち良さが、返ってハッキリと際立ちます。
本番中にすぐ修正がかかる河野さんは、
やっぱり凄いなぁと思って聞いていました。
11 Avalanche
新譜の曲の中で一番最初に作られた”Avalanche”。
私の勝手な思い込みですが、
この曲が羅針盤となって、
『A day in distopia』というアルバムが出来た、
そんな思いがしてなりません。
空にくっきりと描かれた飛行機雲を追うように、
この曲に導かれてここまで来たような気がします。
初めて聴いた時の感動は、今でもはっきりと思い出せます。
やっぱり森君の音楽が大好きだと改めて思いました。
12 Invisible Chain
13 ネオフィリア
14 2D Star
Newアルバムから怒涛のラインナップ!
バンドスタイルのライブは、楽しい!凄く楽しい!!
今回初めて組んだメンバーとは思えない位、
(佐野さんは以前からやっていますが)
凄い人達は初めてでもこんなに素敵なんだ!
と、誰より一番楽しそうな森君を見ながら、
思わず笑みが浮かびました。
(端から見るとニヤニヤしてるだけですが……)
皆さん本当に格好良かった!!
そんなわけで、曲が始まっちゃってから、
歌詞カードを探してワタワタしていた森君は、
見なかった事にしてあげます(笑)←上から目線
ここで、森君はアルバムについて話してくれました。
「今回のアルバムは自分でもチャレンジできたと思います。
できる事は何でもやります!って感じでした。
一人で、自営業でやっていると、
結果を出す事が目的になってしまいがちですが、
でも、それじゃダメなんです。
そんな事もあって、今回初めての試みとして、
プロデューサーを入れてみました。
最初から他の人を入れようと思っていたわけではなくて、
木崎賢治さんとお話する機会があって、
音楽について色んな話をした上で、
木崎さんにやって欲しいと思ってお願いしました。
(曲に対して)こうしてああしてと言うのではなく、
お腹の空いた人に、狩りの仕方を教えるという感じで、
音楽でこういうやり方をしている人を初めて見ました。
木崎さんのプロデュースは本当に楽しくて、
木崎さん自身が音楽が大好きという人なので、
いっぱい遊んじゃいました(笑)」
森君は本当に嬉しそうにそう話してくれました。
森君自身満足の行く、
自信を持ってお披露目できるアルバムなんだと、
そのにこやかな笑顔が物語っていました。
「どんどん、ペースアップしますよ!!」
そう宣言して、演奏再開です。
15 メガロポリタンズ ファンク
特に手拍子の説明は有りませんでしたが、
森君の振りを見たお客さんの大きな手拍子が、
曲の楽しさを加速させて行きます。
ラストは全員の心が一つになって、ビシッと決まりました。
森君も盛大にニッコリ。