<<Message from Dystopia(森広隆ワンマンライブ)ライブレポート・前編>>
【Message from Dystopia@渋谷 duo MUSIC EXCHANGE ⇒セットリスト】
久し振りのバンドスタイルワンマンライブ!!
しかも、しかも、
NewAlbum『A day in distopia』先行発売!!!
開場前から、渋谷Duoの前には、
期待に顔を輝かせている沢山のお客さんが集まっていました。
スタッフの方がドアを開けたり閉めたりするフェイントに煽られて、
私のテンションも天井知らずで跳ね上がって行きます。
開場してからの30分間はあっという間に過ぎ、
定刻から少し遅れて照明が落とされると、
大きな歓声・拍手と共に森君が登場しました。
変なメガネをかけて……
パッと見た時は時節柄ハロウィン仕様?と思ったのですが、
良く見ると「GROOVY」というアルファベットで形作られていて、
(真ん中のOOがレンズ部分)
上から下へのグラデーションがかなり派手にグルーヴかましています。
お客さんの笑い声も上がり、
グラスの下から窺える満足気な森君の顔が印象的でした。
今回は最初からステージ上に、アコギ・エレガット・ストラトが並んでいて、
まずはアコギを手に取って歌い出された、
『Message from Dystopia』1曲目はこの曲でした。
1 ただ時が経っただけで
アコギの弾語りで”ただ時~”なんて物凄く珍しいです。
思わず「おぉ~」と声が漏れてしまいました。
バンドスタイルのライブなのに、
敢えて出発点に立ち返るような始まり方に、
デビュー当時の森君を思い出しながら、
気持ちはドンドンと高まって行きました。
2 いいんです
”いいんです”はエレガットなんですね。
どういう選考基準なのかしら。
歌い慣れたこの曲にしては珍しく、チラホラとコード間違ってました(笑)
そして、来ました!!
今日のお楽しみ、バンドメンバーの登場です!!
森君はまず佐野さんを呼び込みます。
佐野さん、笑顔が相変わらず素敵です(//_//)
と、佐野さんの紹介で盛り上がっている間に、
舞台袖から沖山さんがチョコチョコと出て来てしまいました。
「早い、早い」と突っ込む森君にお客さんも笑っています。
入りのダメ出しを受けた沖山さんは、
クルリと反転して戻ると、にこやかに再登場。
歓声や爆笑の入り混じったお客さんの声は更に大きくなりました。
「やる前からからハードル上げちゃうけどね、本当に凄いよ!」
森君の目がキラキラと輝いています。
お客さんより誰よりも、
森君が今日のライブを一番楽しみにしているように感じました。
3 エレンディラ
印象的な森君のギターリフに続く、
沖山さんのベースと、佐野さんのドラム。
ハッと目を見張るようなその音の発色に、
心臓が鷲掴みにされました。
滑るように動く沖山さんのベースライン。
時々クイッとネックを煽る姿が堪りません。
そして、艶やかでタイトな佐野さんのドラム。
手数が多いのにどうしてこんなに華やかなんでしょうか。
森君がハードル上げたくなっちゃう気持ちが良くわかります。
曲が終わった後、
「ヤバイでしょ!!!今日ずーっとこんな感じですよ!!」
思いっ切り笑顔で森君が宣言していました。
4 Rabbit Hole
NewAlbum『A day in distopia』から今日最初の曲です。
もちろん、今までバンドスタイルも含めて、
何回も聞いたことがあったんですが、
アルバムを聞いてみて、個人的に一番大化けした曲だと思いました。
森君凄いよ!!本当に凄い!!
森君、佐野さん、沖山さんのトライアングルから、
極上の音が渦巻いて、体の中に流れ込んで来ます。
5 Freaky Boogie
「楽しい!楽しすぎるっ!!」
ピョンピョン飛び跳ねる森君。
6 Waterdrops
リズム隊がガッツリと支えることで、
森君の歌とギターは今まで以上に解放されて、
めちゃくちゃ格好良かったです。
曲が終わって佐野さんとニッコリ微笑みあいながら、
森君は小さくガッツポーズしていました。
ここで、コーラスkiyo君登場。
7 早すぎるクリスマスソング
前回のメローで聞いてから、
早くバンドスタイルで聞きたかった新曲です。
しっとりと歌い上げる森君に、
目の前を鮮明な映像が流れているかのようで、
思わず鳥肌が立ってしまいました。
この曲には、佐野さんと沖山さんが本当にピッタリでした。
(佐野さん、沖山さん、一旦退場)
ここで改めてkiyo君の紹介をします。
森君のライブにも何度か参加している、
お馴染みのkiyo君。
本人は大分落ち着いたと言っていましたが、
今シーズンは毎日のようにサーフィンをしていて、
少し前までは真っ黒だったそうです。
森君「焼けたね~」
kiyo君「何かすいません……」
「今日も行って来たの?」
「いやいや、流石に今日は行きませんよ!(笑)」
普段から仲の良いkiyo君との掛け合いは、
森君もグッと砕けた雰囲気になっていました。
「ドライブとか行って、二人ともすぐ歌い出しちゃうんだけど、
何でも歌ったりハモったりしてくれるんだよね~」
満面の笑みでkiyo君の方へ振り向く森君。
「何かちょっと歌ってみる?えーっと、何にしようかな」
「え!?スッゴくドキドキしてるんですけど……」
胸を押さえるkiyo君を軽やかにスルーした森君は、
「あ、そだ。あれがいいよ!”I’m Yours”。Jason Mrazの」
そう言ってギターを弾き始めました。
そして森君の言葉通り、
パッと反応して歌ってくれたkiyo君はやっぱり凄いです。
「いい声だねー。たまらんス(ニヤリ)
そんなkiyo君と応答してみたいと思いまっす!!」
8 Funk Redemption
たっぷりと応答を堪能した森君。
「この曲をアコギでやりたかったのは、
皆さんの声を聞きたかったからなんですよ~」
これがイケメンか。
kiyo君と交代に登場したのは河野さんです。
河野さんは”Rainbow Seeker”のカップリングだった、
”白日”のアレンジを担当していて、
森君とはそれ以来の共演となったそうです。
森君「河野さんのアレンジがもう本当に素晴らしいんですよ!!
ほぼ丸投げしちゃったんですけど、
曲の感じとかそのままに世界を広げてくれて」
河野さん「いやいや、森君のデモが良かったんですよ。
ほとんど仕上がってましたよ」
「そんなことないですって!全然でしたから~」
「あの曲いい曲だよねー。好きだなぁ」
「ありがとうございます!」
誉め合い合戦になっていました(笑)
今回、河野さんのキーボードは、
Rhodes Piano(ローズピアノ)で(※Rhodes Pianoについては⇒コチラ)、
自称鍵盤スキーとしては、とても楽しみにしていました。
そんなローズピアノと一緒にやるのは、
やっぱり河野さんアレンジのこの曲です。
9 白日
いやー、本当にめちゃくちゃ良い音だった!!
感情的で、深く豊かな音が、
波のように会場中に広がって行く心地良さに、
感動が止まりませんでした。