-セットリスト-
1 ネオフィリア
2 コーラナッツウィルス with ルーパー
3 Present Time with ルーパー
4 黒い実
5 並立概念
6 不思議な模様 -P-
7 Don’t let be lonly tonight(James Taylor)
8 Pretty Baby with ルーパー
9 愛のBeat
10 早すぎるクリスマスソング with ルーパー
11 * 新曲 * with ルーパー
12 ひとりじゃないさ
13 2D Star with ルーパー
14 My☆Girl with ルーパー
15 メガロポリタンズファンク with ルーパー
16 ゼロ地点
17 Funk Redemption
18 Cyclone
19 君への言葉 -E-
~アンコール~
20 Rabbit Hole
21 Rainbow Seeker
22 ユートピア
~Wアンコール~
23 ただ時が経っただけで
Vo&Guitar弾語り:森 広隆
(無印:GrooveCaster、E:エレガット、P:グランドピアノ)
楽しかった~~~!!!!!
森君も大絶賛のときわ台Cave。
前回は森君の声が木霊のように響いていて少し聞きづらかったのですが、
かなりスッキリとした音になっていて、
(個人的な好みとしてはまだ少々エコー強めでしたが)
客席から聞いていても、音の良さがとても伝わって来ました。
GrooveCasterの響きはめちゃくちゃ気持ちよかったです。
更に、ルーパーでコーラスを録る時の森君の声が本当に綺麗に響いていて、
それだけでドキドキしちゃいました。
音響にとてもこだわっているんだなぁと体で感じられる会場ですね。
(マイクコードも他より太い気がします)
森君も、終始とても気持ち良さそうにのびのびと演奏していました。
さて、本編です。
1 ネオフィリア
ステージ裏のカーテンから例の「GROOBYメガネ」で登場した森君。
初っ端からすっごく楽しそう。
”ネオフィリア”が終わって客席にメガネを投げた後、
(投げる前に「気を付けてくださいね」と一言添える優しさ)
「欲しい人は後でAmazonで買ってください」
と笑っていました。
森君、ライブの度に買っているのか、それともまとめ買いしているのか、
どちらにしてもAmazonの良いお客さんですね(笑)
「『グルグルグルーヴlab.』所長の森広隆です!
皆さん、元気にしてました?」
「ん?どうだったの?」と言う感じでちょっと上から窺う森君。
そのキャラは何なのか……(笑)
2 コーラナッツウィルス with ルーパー
3 Present Time with ルーパー
『グルグルグルーヴ』を研究しているだけあって、
ルーパーの録音技術はどんどん上達してます。
”コーラ~”のベース部分は、弦の押さえ方を工夫したのか、
1音1音は流れないけれど、ツブが大分揃ったベースになっていました。
”Present Time”は、会場の音響の良さが最大限に活かされて、
コーラスがもの凄く綺麗に響くので、
曲の持つ贅沢さに酔いしれてしまいました。
4 黒い実
この曲ではルーパーを使わない理由を、
「リズムの食い」という言葉で説明していました。
拍子を取る際の一拍のトップから、
ほんの僅か食い気味に音を取る事を意識してAメロは作られていて、
(1番の「不規則な鋭い光」の「するどい」の所とか特徴的ですよね)
逆にイントロでも印象的なリフは、
トップから一瞬ずれてカッティングされているので、
ルーパーでリズムを録ると上手く合わせる事が出来ず、難しいそうです。
この曲を弾語りで歌う森君は「変態(良い意味)」というわけですね。
ここで、ルーパーの説明をする森君。
また例の「あーあーあー」という録音で説明をしだしたのですが、
ルーパーの録音スイッチを止めずにいたため、
片っ端からしゃべった言葉が録音されて重なって行くので、
森君1「あーあーあー」
森君2「こんな感じで」
森君3「わかります?」
森君4「重なっちゃった(笑)」
と、森君の声がどんどん多重放送されて行き、
お客さんから「こわい!」というツッコミが入ってそれに反応をしたので、
森君1「あーあーあー」
森君2「こんな感じで」
森君3「わかります?」
森君4「重なっちゃった(笑)」
森君5 「え、こわい?」
と更なる深みにはまっていました(爆笑)
「と、ここまで説明しておいて、また、次の曲ではルーパーを使いません(笑)」
(だんだん持ちネタになってきたような……笑)
5 並立概念
GrooveCasterの音が本当に本当に良くって、
「今日一番の演奏だわ(T_T)」と感動しまくりでした。
(但し、一番が1曲とは限らない)
6 不思議な模様 -P-
すみません。
グランドピアノに向かう前から”Pebama”だと思っていました(汗)
コード進行と言い、コードの取り方(和音をどう押さえるか)と言い、
この曲は思っていた以上に鍵盤映えする曲だったんだなぁと驚きました。
前に、河内さんと二人でやった時も確かに感動しましたが、
河内さんの演奏がとってもとっても素晴らしかったので、
曲自体の持つ鍵盤との相性には全く思い至っていませんでした。
森君本当に凄いわ~~~!!!
またピアノ弾語りでやって欲しいです。
あぁ、でも、ギターでもやって欲しいー!!(どっちだ)
7 Don’t let be lonly tonight(James Taylor)
めちゃくちゃ久し振りに聞きました。
CD発売当時に比べて、いぶし銀度が何倍もアップ!!!(森比)
GrooveCasterがこの曲の格好良さを、更に増していました。
さてここで、最近何してる?という話に。
「ブログも更新せずにすみません……(苦笑)」
最近の森君は、はんだごて(半田鏝)を握っているそうです。
突飛なブームが時々来ますよね(笑)
ネットで調べて温度調整の出来るはんだごてを購入。
「これはステンドグラス用でとても便利なんだけど、
先っぽが太くてヤングコーンみたいな形なんですよ」
<ヤングコーン例>
(HAKKO社:ハッコーステンドグラス)
これだと修理には向かないので、
会社に問い合わせて先端部だけじゃなくて、
その根元の部品を購入して付け替えて使っているそうです。
何故そんな状況になっているかと言うと―――
「曲作りに関しては、今はパソコンで何でも出来るようになって、
今まではそうやって来たけれども、
日常の中で突然曲のアイデアが振って湧いた時に、
PCを立ち上げ→作曲用のソフトを立ち上げ→ファイルをまず作成し…
とやっていく事がすごくもどかしいんです。
膨らんだ何個もの風船の糸の端を両手に持ったまま、
アワアワしながら起動作業をし、じっと待っている間に、
ふとしたタイミングで手から風船が飛んでいってしまう。
それを克服するために、
最近、楽曲製作を古い録音機器やシンセサイザーを使ってやっていて、
録音専用の機械を使うと、とにかく立ち上がりが早い!
録りたい時に、録りたい物をすぐ形にする事が出来るのが凄く良いんです!」
と森君は食い気味で話してくれました。
ここから少し話しが広がって、
「PCの起動時間にはすごくこだわっていたので、
前にPCを自作する時にも、色々挑戦して30秒位にまで縮めました。
だけど、そうやって効率ばっかりを追い求めてしまうと、
どんどん無駄なものは省かれていって、
その内、音楽もいらないものになってしまうかもしれない。
音楽作ってるより、PCで株をやっている方が良いという世界になってしまう。
だから、少し立ち止まってアナログな世界で曲作りをしてるのかもしれない」
そんな話をしていました。
音楽を愛しているし信じているんだけど、
それでも淘汰されてしまうかもしれないという可能性に抗っている。
森君のこういうディストピア感って、曲に反映されていますよね。
どんなに効率を追い求める世界であっても、
0と1の間には必ずゆらぎが存在しているし、そこにきっと心があって、
だから、音楽もきっとなくならないと思います。
さてさて、話は戻りまして。
「中古で古い録音機器を買ったりすると、
線が切れていたり、スイッチの接触が悪くなっていたり……。
そういった物をまずは修理する事になります。
ネットでアップされているメンテナンスガイド等を見て、
スイッチの型番をチェックし、同じ物を探しても見つからず、
型番の近い物を購入してみたら、
同じだった!これは使える!となったわけです。
最近もまとめて40個購入したばかりですが、
ライブ前にはんだごて持っていたらそれはまずいので(汗)、
まだ開けていません。
というわけで、
そういった事を今後ブログにアップして行きたいと思います。
需要があるかわかりませんが(笑)」
前やっていたPC作成報告も面白かったので楽しみにしています~!
「じゃあ、曲やりまーす!」
(いい加減話が長くなった事に気付いた模様)
8 Pretty Baby with ルーパー
9 愛のBeat
曲が良いし、音響も良いし、森君はいぶし銀だし、最高ですね!!!
” Pretty Baby”もコーラスの響きが素晴らしい。
ルーパーのマイクは、
エコーかかっていない分よりはっきり森君の声が伝わるので、
コーラス録っている時間も至福のひと時でした。
”愛のBeat”では恒例の握手タイムも有りました。
10 早すぎるクリスマスソング with ルーパー
前回リズムがずれてしまって少し残念な感じになってしまったこの曲も、
今回はきちんと仕上がっていて、
ルーパーでのアレンジの良さがじっくり伝わって来ました。
アウトロのギターソロはめちゃくちゃ格好良かったです!!!
この時はファズを使っていましたが、
「内部の接触をギター職人の寛治さんがこちらもはんだごてで直してくれたので、
ファズを使わなくても、ボリューム奏法――
大好きなギタリストにジェフ・ベックという人がいるんですけど(知ってます!!!)
その人のやっているボリューム奏法と言って、
ギターのボリュームスイッチを小さくしている時は普通の音で、
ボリュームを上げるとファズみたいなひずんだ音になるというのをやれるんです」
と言って、
”Cause We’ve Ended As Lovers(哀しみの恋人達)”の1フレーズを!!!!
キャーーーーーッッ!!!(即死)
【↓↓2017.11.6追記↓↓】
「今回は『研究所』なので、
色々研究をしてみよう!ということで新曲を作って来ました」
会場中にお客さんの大歓声が響き渡ります。
「本当に出来たばっかりで、歌詞なんかギリギリでさっきまでやってました(笑)
えーっと、どんなんだったっけ……?」
歌詞カードを見ながら、フンフン♪と鼻歌で確かめつつ、
出来たばかりの曲を反芻する森君。
「よし。あ、曲名は……」
と言いながら、少し考えた後、
「仮で付けちゃうとそのまま決まっちゃいそうなので、付けないでおきます」
という森君の意思を尊重して、こちらも”新曲”のままにしておきます。
11 * 新曲 * with ルーパー
メロディーを思い浮かべながら、出来立ての歌詞を追っている感じでしたので、
どんな曲かというのは中々お伝えしづらいのですが、
ルーパーを使ったミドルテンポの曲で、サビの頭にコーラスが入ります。
って、これだけだと”Present Time”や”Pretty Baby”と一緒ですが、
(ここら辺の曲調は似てるように聞こえるんです……)
Bメロのリズムの取り方とかを聞いていると、
独特の刻み方をしているような気がするので、
森君の頭の中で鳴っているバンドアレンジになったら、
全く別物になるかもなぁと思いました。
”Rabbit Hole”をバンドアレンジで聞いて愕然としたような衝撃が、
この曲にも待っているのかもしれません。
12 ひとりじゃないさ
13 2D Star with ルーパー
ルーパーでリズムを録音した後、一旦ルーパーは止めて、
イントロはギターのみで入ったのが新鮮でした。
メリハリがあってこの方が好きです。
アウトロのコーラス録音を入れる所は、
間をおかずに、本編からの流れを止めないよう、
超特急でルーパー用マイクを手に持ってつないだので、
1曲としてまとまって、とても良かったです。
14 My☆Girl with ルーパー
15 メガロポリタンズファンク with ルーパー
”2D Star”のルーパーのリズムに重ねて録音しようとして、
ちょっと上手く行かずに失敗。
きちんと取り直しました。
そして、その次の”メガロ~”では、
今度こそそのままリズム部分を使って上手く行った!
と思ったのですが――
2番に入る所でコーラスの「はばきかせていこうぜ」を消し忘れて、
(「パート3スイッチ(コーラス)を踏み忘れる)
大慌てで「全部作動スイッチ(全消・全入)」を踏んでしまい、
2番冒頭はルーパーの音が全くの無音に!!
既に歌い出していたので「あっっ!!」という表情のみでしたが、
動揺っぷりが手に取るように伝わって来ます。
<以下、森君の行動から妄想>
慌ててまた「全部スイッチ」を踏むとコーラスが入ってしまう!!
⇒「パート1スイッチ(リズム)」を踏む⇒ボイスパーカッションだけ鳴る(不正解)
⇒違う!!⇒再び「パート1スイッチ」を踏もうとしてやめる(正解!)
⇒どうする??(歌いつつ、しばしルーパーを見続ける)
⇒「パート2スイッチ(ベース)」を踏む⇒大正解!!!
<2番Aメロ終了>
ライブなのに何故かスリル満点!!
でも、曲を止めずに乗り切った時は謎の達成感が有りました。
ある意味これこそ「ライブ」ですね(笑)
「皆さん、盛り上がってますか~!」(お客さん大歓声)
「ここからはルーパーを使わずに続けて行きますよ~!!!」
16 ゼロ地点
17 Funk Redemption
18 Cyclone
さすが所長!!ギター1本でグルグルグルグルグルーヴィーです!!!
”ゼロ地点”のギターソロで沸き上がり、
”Funk Redemption”の公開セクハラで萌え上がり、
”Cyclone”ではラストのサビ前でギターフレーズを敢えて繰り返して、
こちらの熱量を溜めまくり、とびっきり盛り上がりました!
本編最後に、ギターをエレガットに持ち替えました。
そして、カポをかませました!
森君がエレガットでカポ使うなんて今まであったかしら?
(あったかも?)
「最後に”君への言葉”という曲をやりたいと思います。
今日は来てくれて本当にありがとうございました!」
19 君への言葉 -E-
と思ったら、出だしのアルペジオを失敗してストップ!!
お客さんと顔を見合わせるようにした後、
ニコッと笑って話し出そうとしたので、
あぁ、巻き戻すのねと思ったら、
「最後に”君への言葉”という曲をやりたいと思います(笑)」
そこからですか!?!と心の中で盛大に突っ込ませて頂きました。
それにしても、
”不思議な模様”のピアノバージョンと言い、不意打ちが過ぎます!
この曲は最近のライブではあまりやっていなくて、
河内さんのピアノアレンジが有って完成した曲なので、
ギターの弾語りでは中々難しいのかなと思っていたのですが、
エレガットの朴訥とした響きがこの曲にとても似合うと思いました。
みっ子さんの歌詞が本当に素敵です。
~アンコール~
20 Rabbit Hole
最初っからファズを踏んでギャンギャンに音をひずませているので、
「ファズ踏んで弾語りって珍しいですよね」
と自分でも笑っていました。
21 Rainbow Seeker
22 ユートピア
”ユートピア”では、いつもより最後のラララが1回多かったような気がします。
私もこのライブが終わってしまうのがとても名残惜しかったです。
~Wアンコール~
Wアンコールに出てきた森君ですが、声がちょっと荒れ気味です。
「気合を入れて歌い過ぎたせいで喉がこんなです!
デビュー前後のいっぱいいっぱいだった時のようだ(笑)」
ここまで22曲+MCで、トータル2時間半以上一人で出ずっぱり。
そりゃあ、喉も大変ですよね。
と言いつつ、ラストの選曲がこの曲とは!
23 ただ時が経っただけで
森君、全力投球っぷりにも程が有りますよ!(ありがとう!)
しかも、アウトロラストのスキャットを敢えて繰り返す全力っぷり!!
最後の最後まで熱唱しつくして、めちゃくちゃ楽しいライブは大団円を迎えました。
楽しかったよーーーーーー!!!!!
(それにしても長いよ……orz)