グルグルグルーヴ lab.@ときわ台Cave【2017.8.31LiveReport追記】


グルグルグルーヴ lab.@ときわ台Cave

-セットリスト-
1 ただ時が経っただけで
2 ゼロ地点
3 ショートケーキ(with ルーパー)
4 風の卵と眠る太陽
5 おいしいパン
6 密室
7 Pretty Baby(with ルーパー)
8 イツモドオリ(with ルーパー)
9 Waterdrops
10 Ribbon in the Sky(Stevie Wonder) -E-
11 Pamela(TOTO) -E-
12 Pebama -P-
13 Present Time (with ルーパー)
14 2D Star(with ルーパー)
15 コーラナッツウィルス(with ルーパー)
16 My☆Girl(with ルーパー)
17 メガロポリタンズファンク(with ルーパー)
18 Rainbow Seeker
19 Heaven

~アンコール~
20  I Want You Back(The Jackson5)
21 Funk Redemption
22 歌

~Wアンコール~
23 愛のBeat

Vo&Guitar弾語り:森 広隆
(無印:GrooveCaster、E:エレガット、P:グランドピアノ)

こんにちは。
ケーキは断然ショートケーキ派のBunです。

今回のワンマンは『グルグルグルーヴ Lab.』と題していて、
「Lab.=研究所」の通り、
(「ワシが所長の森広隆じゃ!」by森君)
新しい事にドンドンチャレンジして行こう!
という意気込みだそうです。
とは言いつつ、
「色々ドキドキです(笑)」
と素直な森君。

そうして始まった曲が”ショートケーキ”でした。

アンケートでリクエストし続けて来ましたが、
まさか、この日のルーパー1曲目に、
”ショートケーキ”が来るとは、全く思っていなかったので、
超久し振りのイントロを聞いた瞬間、
歓声を上げるどころか、思わず息を飲んでしまいました。
相変わらず、歌詞も曲もシュールを極めていて、
もう、サイコーですっ!!!

あ、細かい事ですが、
知らない方のわかりやすさを優先して、
長らく「ループマシン」と書いてきましたが、
森君も「ルーパー」と呼んでますし、
ぶっちゃけ文字数楽なので、
以降は「ルーパー」で統一したいと思います。

この日、森君は麦藁のハットをかぶっていたのですが、
ちょっと下を向いた時に、
帽子のつばがマイクをこすって、
DJのスクラッチのような音を立てたのをすかさず拾い、
自分の手で再現しながら、
「研究所ですからね!」と楽しそうでした。

”おいしいパン”が終わった後、
「ショートケーキの後にパンって順番が変だよね」
と笑った所から派生して、
最近、体に良くない習慣を止めるようにしている話に。
一時期、コーヒーを飲みまくっていたカフェイン中毒は
大分改善したらしいのですが、
甘い物大好きなのは全然治らないそう。
「で、声を大にして言いたい事が有るんだけど……」
と一呼吸置き、
「スーパーとかドラッグストアのお菓子売場に行くじゃないですか。
 そうすると『甘さひかえめ』っていうのが凄くイラッとするんですよ!
 本当、意味がわからない。
 こっちは甘い物が欲しくて来てるのに、
 何でそこ控えるんだよ!言うならもっとガンガン来いよ!
 ってなるわけです」

と、ちょっと松岡修造入りで熱くあつーく語っていて、
聞いていたお客さんも大爆笑。

ここで、納得いっていない森君にお伝えしたいのですが、
『甘さひかえめ』というのは、
「ダイエットしなきゃ!」と言いながらお菓子に手を伸ばす、
全国の女子&女性達の【免罪符】であって、
それを良いことに沢山食べちゃう……ゴフッ(自爆)

……さて、気を取り直して。

”密室”が終わった後、
いきなり先程の”ショートケーキ”の
リズムパートが鳴り出してしまいました。
「この靴のサイズ、ちょっとだけ大きいんですよ!」
と、何を言い出したのかと思ったら、
スニーカーのつま先がルーパーに当たったのが原因でした。
「ショートケーキおかわりになっちゃいますね(笑)」
どこまでも甘味好きな森君。

”イツモドオリ”のリズムを入れる時、
「結構スネアっぽい音ですよね!!」
とボイスパーカッションの出来に嬉しそうでした。
ルーパーを使った”イツモドオリ”のアレンジ大好きなんですが、
この日はベースラインがどうもスッキリ弾けてなくて、
ほんの少しモヤッと感が……(汗)
ルーパーですと途中で修正が効かないので、
最初っからキッチリ仕上げるリスクが有りますね。

今回のライブでは、ボイスパーカッションを、
通常のバスドラ・スネアのリズム部分に重ねて、
ハイハット(2枚のシンバルを、ペダルを踏んで鳴らす)を別に撮って、
サビで華やかさを出したり、
正に研究所らしく、実験的に色々と工夫していました。

エレガットでカバー曲を2曲。
森君の伸びの有る声が響き渡ります。
実は、開場前にリハの”Pamela”が聞こえてたんですが、
その時はGrooveCasterで弾いていたので、
1回で2度美味しかったです。

グランドピアノで聞く”Pebama”は大そう豪華でした。

”2D Star”もルーパーを使ったんですが、
何故かアウトロになってからコーラス部分を録音し始め、
「忘れてたの!?こういう演出なの!?」
と大分ビックリしました(笑)

”My☆Girl”は微妙にテンポがゆっくりで、
ルーパーのリズムを聞いた時はそうでもなかったんですが、
歌が入るとそう感じるの何だろう?
宮川さんがいれば調整できるのに……
と、無い物ねだりをしておりました。

”メガロポリタンズファンク”は、
ルーパーの音を録音した後、
お客さんにハンドクラップをお願いする時に、
「ルーパー有りますけどハンドクラップは入れません!!」
と、高らかに宣言してみんなで爆笑しました。
1番のサビから2番に入る所でルーパーを止め忘れ、
♪はーばーきかせて……
とかぶってしまい、苦笑していましたが、
「更に幅効かせて行こうぜ♪って事ですね!」
ポジティブ森君です。
間奏では、ワウペダルをガンガン踏みまくり、
チョーキングビブラート効かせまくりで、
大分、竹中広隆(by佐藤タイジさん)入ってました。

アンコールはカバー曲の”I Want You Back”から。
高音バリバリの若きマイコーのボーカルを、
原曲キーで難なくこなす森君、最高です。

”Funk Redemption”では、
定番の公開セクハラを十分楽しみ、ご満悦。

アンコール締めの”歌”をしみじみと聞いていたら、
最後にそっと頭を下げたタイミングで、
帽子スクラッチがソッと入ったのは、
流石、研究所ですね!(笑)

熱い拍手が鳴り止まず、Wアンコールは”愛のBeat”です。
最前列のお客さんと握手をしたり、
歌いながら胸を拳で3回叩いて鼓動を作ったり、
思いの籠もったラストになりました。