森 広隆presents 『7時だよ!全員集合!! Vol.0』@渋谷 CLUB QUATTRO

森 広隆presents 『7時だよ!全員集合!! Vol.0』
@渋谷 CLUB QUATTRO
-セットリスト-
1 退屈病
2 Mine All Mine
 (James Brown)
3 FuzzMaster
4 密室
5 夜行性
6 CYCLONE
7 エレンディラ
8 Trash
~波多江さんドラムソロ
9 ゼロ地点
10 Lover
<アンコール>
~with ラブハンドルズ
11 スピード(ラブハンドル)
12 ただ時が経っただけで
Bass:紺野光広
Drums:波多江健


 待ってました!!森君vsラブハンですよっ!!(vsって、対決するわけじゃないんだから・・・)
  去年のワンマン以来の渋谷QUATTROは満員のお客さんで今か今かと始まるのを待ってる感じです。もちろんメインのお目当ては森君なんですが、ラブハンもめちゃめちゃ楽しみだもの~。森君主催だけあって、会場は全部禁煙。そして会場にはずっとドリフの曲が流れてました。さすが。(^^)
 さて、本当はここで森君ライブの話になるはずなんですけど、その前にラブハンの話を・・・。良かったですねぇ。うん、本当に良かった!コチラではおなじみにのダーシェンカさん激オススメのラブハンですが、この時のライブは本当にかっこ良かった!!前から2列の目の真ん中にいたので、若林さんの素敵なトークもばっちり見えてたんですが、でもやっぱり溝キュン(ダーさん風)のギターがめっちゃかっこいいんですよ。あ、雷様と呼ばれていたギターの方が溝下創さん、通称溝キュンです。福岡のライブで見た時も思ったんですけど、パッと見た感じでは冷静(?)に弾いてるようにも見えるんですが、 演奏されるその音はアツーイのです!情熱ほとばしりまくりなのです。たまりません。CDで聞く何倍もライブは熱いです。でも熱いだけじゃなくて泣かせてもくれるんですよ。泣かせるギター最高!ラブハン、いいね!!(何者じゃ、あたしは・・・)”サマータイム”も聞けたし、生で聞きたかった”スピード”も聞けたし森君が出る前からかなり満足してました。
 だからと言って、森君無しではすまされないんですよ、もちろん!プチライブツアーと言っているからにはセットリストの変更はそんなにないとは思うんですけど、何と言っても森君主催ですからね!タダじゃあ帰してくれないでしょう。(切望)
  会場でもドリフの曲が流れてましたが、出囃子はヒゲダンスでした。(落語じゃないんだからSEって書けばいいんだけど、この曲だとこっちの方が合う気がする(^o^)てっきりヒゲをつけてくるものだとばかり思ってましたが(え?普通は思わないの??)普通に登場。ちょっと残念。(オイ)でもその後で、紺ちゃんと一緒に傘に林檎とかを刺す仕草をやったり、ちょっと踊ってみたりしてGoodでした。やっぱりヒゲダンスならこうじゃなきゃ。
 そしてライブは”ただ時~”からだと思っていたら、”退屈病”ではないですか!最初からやられました。前回の広島の事もあるのでのどの様子が心配でしたが、やっぱり完治していないのかなぁと少し心配です。2曲目の”Mine All Mine”は広島より更にパワーアップしていて、間奏ではメンバー紹介もありました。3ピースは人数が少ない分演奏がよりタイトに聞こえてくるのですが、その分各パートが際立って聞こえるのですごく楽しいです。(もちろん豪華なフルメンバーも大歓迎ですけどね。)
 森君今回も楽しそうです。こちらも更に楽しくなっちゃいますよね。
 ”密室”、”夜行性”を聞いて思ったんですが、森君の曲ってどの曲も同じような曲って感じがないんですよね。(今更な話ですが)いくつ引出しを持ってるのか新曲を聞く度に思います。だからと言っても、どれもちゃんと『森節』は顕在していて、そこが森君の音楽の好きな所でもあるんですよね。もっと沢山の引出しを見せて欲しいですね。
 ”CYCLONE”をやる前にこの曲を作った経緯を話してくれました。「去年、新しいギターを買って、とても気に入ったのでそのギターにちなんだ曲を作りました。”CYCLONE”という曲です。」 という流れでMCをしたかったんだと思うんですが・・・「去年サイクロンというギターを買って、」と言ってしまい、後が続かなくなってました。あらら。森君は思いっきり苦笑して、「本当に段取り悪いなぁ・・・」と言ってましたが、気を取り直して”CYCLONE”が始まりました。曲自体は台風のサイクロンの歌なんですけれどね。そして、ここらへんからだんだん不思議な事が起こってきました。広島で直に聞いて、名古屋でもいまいちだったと聞いていて、初めはやっぱり調子良くないかなと思った森君の声が、どんどん伸び始めてきたのです。サビの最後の高音部分とか、すごく感じ良く出ているんです。なぜなんだろう?調子悪くなってまた良くなるなんて。ランナーズハイ?(全然違います)でも、きっと森君にも会場のお客さんにもエンドルフィン出まくりだったのかもしれません。(でもランナーズハイではありません)そんなわけで、その後の”エレンディラ”、”Trash”もちゃーんと歌いきってとても良かったです。
 そして、演奏が終った後おもむろに波多江さんが立ち上がりました。手にはスティックではなくてバチ(名前わかんないです)を持ってます。そして、そこから怒涛の波多江さんドラムソロが展開しました!うっひゃー、かっこいい!!目も耳も、身体中が波多江さんにクギ付けでした。会場はただそのドラムに圧倒されているような気がしました。ワンマンの時以上に長い間やってくれて大満足です!いいです!そして、その後に来るのはもちろん!”ゼロ地点”に決まってるのです。波多江さんのドラムソロから”ゼロ地点”終了まで本当に密度の濃い時間を堪能できました。楽しかったなぁ。
 最後の”Lover”が終った後も、お客さんは全然動きません。対バンイベントでアンコールがない事も有り得るのに、もっともっと聞きたいんですもの。
 ステージの明かりが付いて、お客さんの大歓声の中ラブハンの二人と森君・紺ちゃん・波多江さんが出てきました!セッションだ!!ラブハンの若林さんは並立概念が発売になった時にタワレコで配った白地に黒で字の書いてある森君Tシャツを着てます!「CD買った時にこれ貰ったのでいつ着ようかと思っとったけど、今日着ればいいじゃん!ってことで着てきました」と言ってました。自分でCD買ってくれたんですね。いい人だなぁ。
  そしてなんと、ラブハンドルズが歌う”ただ時~”をやってくれました!!だから今回は”ただ時~”やらなかったのかぁと合点が行きました。でも森君の超高音は中々出難いらしく、途中から若林さんがオクターブ下げて、森君が原曲キーで歌ってました。やっぱり男の人が普通に歌うのは難しいのね。間奏&アウトロの溝キュンギター炸裂の所はめちゃめちゃかっこ良かった!溝下さんなりのアレンジが加わっていて、それがものすごくツボにはまりました。「そうそう!これなの!!」って感じです。そういう意味では森君より馬場さんより良かったかも(ゴメンナサイっ!)あぁ、溝キュンギター本当に好きだなぁ。うん。
 もう1曲は森君が歌う”スピード ”でした。イントロのギターが弾きづらいらしく何回も間違えてしまって、森君ちょっと自己嫌悪気味(?)だったかも。森君のカッティングは言うことないので、これでリードギターがバリバリになれば最高なんだけどなぁ。今回何度も書いてるけど、カッティングも好きだけど、リードギターはもっと好きなのです。泣かせるギターに惚れちゃうんです。頑張ってね、森君!(何様なんだ・・・)とは言え、歌に入った後はバッチリでした。ラブハン二人と森君の3人でサビの部分をコーラスしてくれて、すごーくすっごーく良かったです!ダーさん!何でいないんだーっっ(泣)
 終ってみたら結構時間が経っていて、それだけ充実したライブだったんだなぁと改めて思いました。森君&ラブハンのお二人!本当にありがとう。
 またぜひぜひやってね!!